イラスト上達には作業スピードが重要
イラスト作業を少しでも効率化したいと思いませんか?そんなあなたのような絵描きにとって、特に煩わしいもの、それが「ちょっとした動作」です。
たとえば、「戻る」ボタンにカーソルをもっていったり、キャンバスを動かすために「ハンド」ツールに切り替えたり。
そんな「ちょっとした動作」が積み重なると、ものすごい時間ロスになってしまいます。
その分の時間を作業に充てることができたら、どれほど作業時間が短縮されるか、考えるまでもないですよね。
同じ質のイラストを描く時間が短ければ短いほど、たくさん経験がつめるわけですから、上達スピードも変わってきます。
そんな作業時間短縮に役立つのが、「ショートカットキー」です。
キーボードのキーを押すことで、画面上で選択せずに操作をかんたんに行う機能のこと。
キーボードの設定されたキーを押すと、その操作を呼び出すことができるのです。
ほとんどのイラストソフトには、メニューや機能などあらゆる操作に、ショートカットが設定されています。
例えば、クリスタで「戻る」は【Ctrl+Z】、この2つのボタンを同時に押すと「戻る」が発動します。わざわざ戻るボタンにカーソルを移動しなくてもいいのです。
作業をこのように片手間でできれば、そのぶん絵にまわせる時間が増えます。だからこそ、ショートカットはできるだけ使えるようにしておいた方がお得です。
では、特につかえるショートカットキーを少しだけ紹介。
sai、クリスタ、opencanvas
◎元に戻す→【Ctrl+Z】
◎やり直し→【Ctrl+Y】
〇キャンバス左右反転→sai【H】クリスタ【初期設定なし】openCanvas【F10】
〇ハンド(一時切り替え)→【スペースキー】(押している間のみ)
・ズームイン→【Cntrl+ +】[sai または【Page Up】] [openCanvas または【F5】]
・ズームアウト→【Cntrl+ –】[sai または【Page Down】][openCanvas または【F6】]
・スポイト→【Alt+クリック】
・保存→【Cntrl+S】
◎最重要 〇重要 ・便利
基本的にどのソフトもショートカット設定があり、自分で好きなキーに変更ができます。指をおきやすい範囲に変更するのも自由です。
もっと極めたい方、ここにないソフトを使っている方はぜひとも調べて見てください。
sai→その他<ショートカットキー設定
クリスタ→ファイル<ショートカットキー設定
openCanvas→編集<ショートカット設定
補助デバイス(左手デバイス)
とはいっても、こんなにたくさんのキーを、広いキーボードでカチカチ押すのは意外と大変です。
そんな時におすすめなのが、補助デバイス。(右利きの人が多いので、「左手デバイス」とも呼ばれます)
ボタンの少ないちいさめのキーボードや、ゲームのコントローラーなどが一般的です。
ClipStadioには、専用のタブメイトコントローラーも売っています。
(クリスタをお持ちなら、公式サイトから特価で購入できます)
キーがむずかしくて全然おぼえられない!という方は早めにデバイスを導入するのも手です。
(実際、管理人はすぐ買いました。)
ショートカットキーをつかえるか使えないかで、作業スピードはまったく違います。
あなたがこれからも絵を描き続けるのであれば、早ければ早いほど、そのメリットは大きいです。