立体感のあるイラストを描きたい!立体把握を鍛える練習法3選

立体把握

イラスト上達ためにひつような力は星のかずほどあります。なかでも最も大切なひとつが、この立体把握の能力です。文字のとおり「立体を把握する力」ですが、これがあるかないかで、描けるイラストは大きく変わってきます。

画面に広がる奥行き、はっと感じる立体感――、魅力あふれるイラストには必要不可欠ですよね。そんな絵を描くために大切な、この「立体把握」という力について今回はまとめていきます。

立体把握とは

文字のとおりの立体把握ですが、どういうことなのかもう少し噛みくだいてみましょう。立体把握をもう少しこまかくいうと、「描く対象を立体として頭のなかにとらえることができる能力」です。

某掲示板に具体的な説明をされているかたがいたので、ちょっと紹介いたします。

29 :スペースNo.な-74:2006/01/12(木) 21:55:09
とえば「ピンポン玉」をイメージするとして
「小さな白い円」を思い浮かべる人はいないと思う。 空間の中に納まっている、あの軽さ、形、かさ(容量)の「球体」を丸ごと想い出すよね。 裏側まで楽勝でイメージできるし、どの角度からでも描けそうな感じ。

じゃあちょっと形が複雑な卵は?リンゴは?人間は?ってことだと思う。
人間くらい複雑な形だと、>>115がいっていた構造、つまり解剖学と プロポーション(各部分の比率)を覚えないとなかなか頭の中で丸ごとイメージできないと思うけど。 おまけに動きによって筋肉の形が変わるしw
というのが自分の立体把握の認識なんだけどどうでしょう。

「立体把握について語ろう」http://kanae.2ch.net/test/read.cgi/2chbook/1137055079/より
rittai-kyuu

物体をまるごとイメージする。たしかに、初心者から中級者の絵かきにとってはとうてい無理な技術に思えますよね。

頭の中でいろんな角度から見ることができれば怖いものなしでしょう。

でも、それは最終形態です。

初心者や中級者が目指すのはそこではありません。

まずは目で見てイメージすること。資料を見て、奥行き・空間・うら側をイメージする。

そこが最初の一歩として必要になってきます。頭でイメージできないところは、資料でおぎなえばいいのです。

立体把握のための練習法3選

①立方体トレーニング

基礎のなかの基礎でありながら、立体把握でいちばん大切なポイント、それが立方体です。
空間把握にもつながる立方体ですが、これをいろんな角度から描きまくること。まずはこれを徹底してやってみてください。
このトレーニングは、マンガ家の菅野博之(博士)先生が「快描教室」で紹介している練習法です。
ポイントは3つ。

1.空間を想像しながら描く
2.パース線はとらない
3.定規はつかわない

菅野先生いわく、この練習法は「勘を育てるための練習」です。

練習というよりは訓練ですね。

ちなみに、わたし自身もずっと行ってきた訓練です。

特別な効果は感じていないのですが、イラスト人生で立方体の大切さは身をもって感じてます。画力向上に一役はかってくれているはず。

「立方体をいきなり描けといわれても自信ないし・・・」という方には、まず観察をおすすめします。私も3Dソフトをダウンロードしてぐるぐるしてました。

おすすめサイト

rippoutai

菅野先生はこうもいってます。

「立方体は基本ってことですね。パースだって立方体を描いてりゃわかるようになります。仰瞰も鳥瞰も関係ないよ」 「いろんな角度から立方体が描けるようになれば、コワイものないよ」 「立方体を制す者はすべてを制す!」 美術出版社発行 菅野博士+唐沢よしこ著『快描教室プラス(+) (Comickersテクニックブック)』より

プロからみても大切な立方体。立体把握の基本のき、まずはここから始めてみましょう。

②輪切りトレス

資料をトレスするといっしょに、輪切りをしていきます。 ものの奥、裏がわを想像する力をきたえる練習法です。

やり方は以下のとおり。

1.大まかに関節をとる
2.ふつうにトレス
3.中心線をとる
4.輪切りにしていく

 rittaiwagiri

コツは撫でるように描いていくこと

ここは膨らんでいる、凹んでいるというのを意識しながら描いてみてください。しっかり考えながらやれば効果は大きいです。

また、できたらトレスでなく、模写でやってみるのもおすすめ。

手間はかかりますが、トレスと模写だと、効果も段ちがいです。

③角度変換スケッチ

3つの練習のなかでおそらくもっともむずかしく、もっとも効果が高い練習法です。

いま見えている人や物体を、「別の方向から見たらどう見えるか」を考えて描いていきます。

いきなり背景や人を描くのは大変なので、まずはかんたんな形のりんごやタマゴから描いていきましょう。これは答え合わせがしやすいというメリットもあります。

写真をつかって「角度変換模写」にしても効果は高いのですが、まずは「目の前の物を紙に写し取る力」をきたえるためにも、スケッチからおすすめします。

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まとめ

立体把握はテクニックではなく皮膚感覚に近いものです。

いきなり立体感覚が目覚めて絵ががらりと変わる、なんて聞いたことがないでしょうか。始めのうちこそ、効果がでなくて投げだしたくなりますが、経験値は確実にあなたのなかに溜まっていきます

RPGゲームの主人公たちは、経験値がたまったらレベルアップして、HPや攻撃力が一気にあがりますよね。

立体感覚もそれと同じようなもので、一定の経験値がたまると、がらっと見える世界も変わってきます

まずはそれを信じて、こつこつ経験値かせぎといきましょう。

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