ずっと描いているのに、絵がなかなか進まない。作品ができるのに時間がかかる。
そんな悩みはないでしょうか。
好きなことをしているとはいっても、その集中力をたもち続けるのはむずかしいものです。
そんなあなたに、今回お伝えしたいのはポモドーロテクニックという時間術。ネットでは、このポモドーロテクをとりいれて作業効率が上がった!というビジネスマンの声が多くあります。
集中力がとぎれてしまう、もしくは絵を描くのが遅いのが悩み、というあなたにおすすめの、画期的な時間術です。
*目次*
ポモドーロテクニックとは?
ポモドーロテクニックとは、『25分(1ポモドーロ)の作業と5分の休けいを繰り返して作業を進めていく時間術』です。
用意するのはタイマー1つ。
1.1ポモドーロで終わらせたい作業(下書き、色分けなど)を考える。
2.タイマーを25分間にセットして、決めた作業をすすめます。
3.25分たったら、5分間休けい。
4.最低でも4ポモドーロ(2時間)ごとに、30分ほどの長めの休けいをいれます。
5.イラスト完成まで繰り返す。
作業に集中すればするほど、25分の区切りは短いと感じてしまうでしょう。しかし、そこで区切るのがポイントです。
そこで続けてしまうと、結局休けいを忘れ、だらだら作業へなってしまいます。
だいじなのはメリハリ。
そして、何ポモドーロ分、イラスト作業をしたかを記録しておくことです。この点は後ほど説明します。
ポモドーロテクニックを取り入れるとこんな効果がある!
集中力があがる

短時間の集中作業を繰り返すことで、脳の短期集中力と目的達成力が強化されていきます。また規則的に休憩を入れることで、だらだら防止に。やる気や想像力を保つことができるのです。
脳のオンとオフを上手く切り替える練習を重ねて、絵の完成に向けた持久力がきたえられます。
時間をチェックできる

ポモドーロテクニックに重要なのは、『集中』ともう一つ、『何ポモドーロ分、イラストを描いたか』を記録することです。
この記録を続けていくことで、あなた自身の『作業にかかる時間』を、客観的に見ることができます。
「じぶんが絵を描くのに大体どれくらいかかるか」を知ることは、絵を仕事にしたり、同人誌を描くうえでも非常に重要です。
これを把握していないと、締め切りまでのスケジュールをまちがって立ててしまうことになってしまいます。
ポモドーロテクにおすすめツール
キッチンタイマー
きほんのツールがこれです。考慮したいのは、画面の見やすさと操作性、そして机に置くためにスタンドがあるかどうか。
タニタのタイマーはすべて満たしており、お値段も手軽でおすすめです。ただ、音が大きいのが唯一の難点でしょう。
管理人もこちらを使っています。
4WAY時計
1台に4つの機能がついている時計です。通常『時計・温度計・アラーム・タイマー』がついていて、転がすことで機能が切り替わります。
かんたんに言うと、転がすタイマー。
あらかじめ時間を設定しておけば、転がすだけでスタートしてくれます。
スタートしたい、と思ったときにわざわざ時間をセットせずともいいのは魅力的です。
タイマーをとめる方法も、転がすだけ。タイマーの開始と停止の操作性は断トツです。
ただ、時間の設定を変えるのはキッチンタイマーとくらべると少しめんどう。
すこし値段がはりますが、一番効率がいいのは作業用と休憩用、2つの4WAY時計を使用することでしょう。
Marinara Timer

ダウンロードや会員登録なしで、すぐに利用できるウェブアプリです。
自由度が高く、タイマー音から、時間の長さも設定できるところが便利です。
3つのタイマーがあり、
ポモドーロタイマーが通常の【25分作業ー5分休憩】のタイマー。
カスタムタイマーが、時間を自由に設定できるタイマー。
キッチンタイマーがその名のとおり、作業や休憩の区切りがない、従来のタイマーです。

カスタムタイマーを選ぶと、まずタイマー内容の設定からはいります。英語が苦手な方は、こちらの使い方をどうぞ。

数字の入力は半角にしておかないと、入らないので注意です。
ニコニコ動画【ポモドーロタイマー】
ポモドーロタイマーをそのまま動画にしてくれています。リピート再生を有効にすると永遠に繰り返してくれます。
設定などが必要ないため、ニコニコユーザーにとってはもっとも手軽なタイマーです。
まとめ
ポモドーロテクニックは、あらゆる業界でその効果におどろきの声が上がっています。じっさいにネットで検索すると、「集中力が続く」「作業効率があがった」など、絵描きとしても惹かれる効果ばかりです。
『25分作業ー5分休憩』がきほん形ではありますが、もちろん自分に合ったやり方にアレンジするのもOK。
ポイントは、作業を分けることです。
つい『だらだら作業』をしてしまうのは、あなた自身の精神力の問題ではないのです。プロであろうと神絵師であろうと、誰でも、作業をわけず、その場のノリだけで続けてしまうと、だらだら作業になってしまいます。
くりかえしになりますが、大事なのはメリハリ。
『オンオフのスイッチ切り替え』が自然にできているのであれば、あなたにポモドーロテクニックは不要でしょう。
ただ、「ついだらけてしまう・・・」「効率よくばりばり絵を描きたい!」という思いがひとつでもあれば、一度はこのテクを取り入れてみてはいかがでしょうか。