【人体デッサン勉強】胸と腹部の筋肉(1)

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キャラクターの命は顔。顔をそこそこ描けるようになると、つぎに上達したいのが上半身です。わたしたちが描くのはほとんどがバストアップ。きれいなバストアップを描くためには、上半身の筋肉をまなぶことが不可欠です。

こんかいは上半身のなかでもとくに大切な、胴体前面の筋肉をまとめます。

胴体前面の筋肉で重要なのは4つ。今回はそのなかから2つを紹介します。

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大胸筋

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かたち

いわずとしれた大胸筋。いわゆる「胸」の筋肉です。さ骨・胸骨・肋骨(あばら)から、上腕骨(うでの骨)に扇形にひろがります。

大胸筋は3つに分かれています。「どこの骨からはじまるか」で、3つが分かれているので、全体のかたちをつかむためにも、骨といっしょに見ておきましょう。

どの部分も、さいごは腕の骨へのびて、扇形になります。

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三角筋との関係

鎖骨から伸びる筋肉として、肩の筋肉「三角筋」がなかまにいます。じつはこの三角筋と大胸筋は、さ骨から伸びるところに、すき間があります。これは体表にもあらわれるので、肌を塗るためにも覚えておきましょう。

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女性の胸を描くときの注意

女性の胸を描くときに注意したいのが、乳房は大胸筋の上にあること。大胸筋は乳房ではありません。大胸筋を意識せず、そのまま胸をはやすと、えぐれてしまったような胸になるので注意が必要です。

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外腹斜筋

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かたち

いわゆる、わき腹・腰の筋肉が、外腹斜筋です。女性でも男性でも、この外腹斜筋が、そのままおなかのシルエットになることが多いので、わき腹とはいえときには、主役級の存在感があります。

とくに下部のぽっこりした部分は腹側パッド部とよばれ、腰のめじるしになります。胸から腰への移行をしめす重要な筋肉です。腰を描くのが苦手なかたは、この外腹斜筋をしっかり叩きこみましょう。

男女差

外腹斜筋は、男女のちがいが出やすい筋肉のひとつです。なぜなら、骨格が影響してくるから。男女でもっともかたちがちがう骨は、骨盤です。

外腹斜筋は骨盤の半分に面しているため、男女で体表にでる差が大きくかわってきます。

まずは男性。女性に比べ、骨盤がたてに長いです。そのため肋骨とのあいだが狭く、また骨盤も横にひろくないため、筋肉は女性と比べてはるかに、はみ出やすいです。筋肉が発達しているひとは、まさにぽっこりと出ています。

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そして女性。男性よりも骨盤が横にながく、筋肉は胸骨と骨盤の間にはさまります。骨盤にのった筋肉が、体表にあらわれるのを、ちいさく見ることができます。あまり、はみ出ません。

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まとめ

胴体の筋肉。重要度は高いものの、イラストで覚えておきたい筋肉の数は、そう多くありません。ひとつずつしっかり覚えていけば、さらさら描ける日も遠くないはず。

ただ、筋肉のかたちや場所、名まえをまるまる覚えようとすると、頭がいたくなりますよね。じつはひとつひとつどんな筋肉なのか、を知っていくほうが、意外におもしろかったりします。

筋肉の覚え方は『すべてをまるまる』より、『じっくり着実に』のほうが、おすすめです

参考書籍

カラー図解 筋肉のしくみ・はたらき事典

個人的には、「どんな動きをすると、その筋肉がはたらくのか」という記述がおもしろい。

からだの奥のほんとうに小さい筋肉まで紹介してくれているので、イラストにはあまり関係のない筋肉も載っています。そのため逆に見にくいところもありますが、ほかのイラスト向けの本のサポート本としてはすばらしい辞典です。

わたしがこの本をサポートに使っているのはこちら。

 

【人体デッサン勉強】胸と腹部の筋肉(2)

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