イラスト上達する!と決めたら、あとは練習あるのみです。練習を積み重ねれば、あなたの画力は確実についてきます。
なかでも特に重要な役割をしめる練習は、いわずとしれた『人体デッサン』です。
しかし、いざデッサンするとなっても、何を描けばいいかわからない、そんな状況になったことはありませんか?描くべき対象を探しているうちに、あなたのやる気はまたたくまにしぼんでしまうこともあるでしょう。
今回はそうならないために、人体デッサンを決めたらすぐに取り掛かれる人体デッサンポーズ集のまとめです。
*目次*
ポーズマニアックス

イラスト練習の支援サイトでも、とくに有名なサイトの1つです。略称は「ポーマニ」。練習用に3D人体モデル画像を、完全無料で公開してくれているサービスです。
ポーズの種類は1000を超え、体格も女性・男性・こども・マッチョと4種類あります。
フルスクリーン・グリッド・ランダムポーズなど、機能も豊富で至れりつくせり。
向いているひと
○イラストを描くまえのウォーミングアップがしたいひと
○ある程度人体は描けるけど、あおりやフカンを上達したいひと
○いろんなポーズに慣れたいひと
不向きなひと
×全身イラストを描き始めたばかりのひと
(3Dなので癖が強いです。細かいところも見にくい。いきなりここからはじめると変な癖がついてしまう可能性も)
×筋肉を学びたいひと
(筋肉の連動性がないため、3D画像で筋肉の勉強は不向きです)
Figure & Gesture Drawing

人間のモデル写真がランダムででてくる英語サイトです。こちらも無料。
ヌードもありますので、苦手な方はご注意。
使いかた
まず、表示する画像の設定をします。
英語がずらっと出てきますが大丈夫です。かんたんな和訳を用意したのでつかってください。

わかりにくいですが、What kind of session?は、時間の項目です。Standardは短めの、Class modeは長めの練習時間をえらべます。
はじめは長めで設定して、すべて描き切ることを目標にするのをおすすめします。
向いてるひと
○実際の人間で筋肉の流れをみたいひと
○正面をまずは練習したいひと
不向きなひと
×描きたいアングルが決まっているひと(アングルの指定はできません。基本は正面ばかりで、特殊なアングルはあまりありません)
×ヌードが苦手なひと(服を着ているひとのみの選択もできますが、全身タイツだったり黒づくめだったり、あまり服の練習にはならないかも)
×手や足など細かいパーツが描きたいひと(画像の質はあまりよくありません。細かいところの描写は不向きです)
男子ポーズドットコム

近年めきめきと伸びてきたイラスト上達の支援サイトがこちら、男子ポーズドットコムです。
スーツや制服・和服など、さまざまな服を着た男性の、多様なポーズの写真が無料で公開されています。枚数は1000枚以上で、トレスフリー、商用利用もOK。
ただ、人気サイトでありながらも、どうやらサーバーが安価らしく、サイトが重いのが難点です。
向いているひと
○男性の服のシワが苦手なひと
○シチュエーションもふくめ、日常的なポーズが描きたいひと
不向きなひと
×女の子を描きたいひと(モデルは男性のみです。女性の服だけ、マネキンに着せて写した写真があるので、服のかたちだけ知りたい人はそれでいいかも)
×細マッチョ、筋肉を描きたいひと(モデルは服を着ています。また、細身の体型なため、袖から伸びるうでなどちょっとしたパーツにもちゃんと筋肉を描きたい方には向きません)
まとめ
人体デッサンは、あなたの画力や目標によって、目的がかわってきます。
たとえば、うまく全身が描けないのであれば、まずは正面から全身を描き切る練習を。
そこそこ描けるのであれば、「筋肉が描きたい」とか「特殊なアングルが描きたい」など、描きたい目標によって、やるべき人体デッサンは変わってきます。
無料サービスは、もちろんありがたい存在ですが、画質がよくないなど欠点はぬぐいきれません。
たいせつなのは、『その練習であなたが何を得たいか』です。得たいものがはっきりしていれば、それにあったツールも見つけやすくなります。