あなたのイラストに個性がない、本当の理由はただひとつ。

illustkosei

「じぶんのイラストに個性がほしい」
「オリジナリティのない絵しか描けない」

ネット上には、そんな絵描きの悩みがあふれています。

イラストに「自分だけのオリジナリティ」を何としても入れ込みたい、そんな個性絶対主義の絵描きはどうやら少なくないようです。

しかし表面上の個性ほど、いびつなものはありません。とくに初心者や、脱初心者をめざすひとほど、個性に目がくらんで基礎画力がおろそかになってしまいます。そうなってはただみっともない作品ができるだけです。

今回は、イラストにおける個性について考えてみましょう。

個性とはなにか

Kosei

まず考えておきたいのが、個性とは一体なんでしょうか。プロゲーマーの梅原さんがとてもしっくりくる答えを出してくれているので、紹介します。

正しいことを積み重ねた先に出る、個人差。

個性はそれなりのレベルの者が、日々の正しい工夫を積んだ先に出るものだ。
梅原大吾著「1日ひとつだけ、強くなる。」より引用

なにをするにしても、積み重ねていくと差がでてきます。それが個性になっていく。

逆にいえば、なにも積み重ねずに個性なんて出るわけがないのです。未熟な段階で個性を求めるなんて、はっきり言って「身の程知らず」。

個性をどうこう言う前に、まずはデッサン狂いを直す。おかしな線を描かない。そういった基礎画力から積み重ねて、その先にやっと個性がでてくるのです。

「個性がない」―――そう嘆くまえに、基礎画力を持っていないとお話にもなりません

プロになるためには個性が必要?

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そもそも、本当にイラストには個性が必要なのでしょうか。世のなかには沢山のイラストレーターがいます。しかし、その評価軸はどの時代でもたったひとつだけ。

『欲しいイラストかどうか』、です。

評価を受けないイラストレーターは、個性が足りないからではありません。ただ「求められるイラストが描けていない」だけなのです。

「欲しい」と思わせる要素はさまざまです。デッサン力が高い、色がきれい、用途にあってる、好きなキャラクターがかかれている、個性的――――。

しかし、個性の優先順位は高くはありません

【ものすごく個性的だけど知らないキャラのイラスト】と、【そこそこ上手い人の描いた自分の好きなキャラのイラスト】、どちらが欲しいですか? おそらく多くのひとが後者です。

もちろん、たとえ人に求められなくても、個人の創作で個性を求めるのは自由です。しかし、イラストで評価を受けたいのであれば、個性はいらないと言っても過言ではありません。

相手の「欲しい」に沿うイラストを描く。そのためには個性のまえに、デッサンや色使いなどの基礎画力が求められます。

 

まとめ

イラストに限らず、さまざまな場面において、本人の想像以上に、周りは個性を必要としていません。無理して表面上の個性をつくりあげるのは、ただ未熟さを示すだけです。

そんなことよりも、あなたのイラストを必要としてくれるひとはどんな人か、その人の「欲しい」という気持ちをどうやって満たしていくか

それを意識しながら描いて、悩んで、勉強して。それを積み重ねていくうちに、自然とあなたの絵を「ほしい」と思う人が集まってきます

集まってくれた人に、あなたはまた「この人たちを喜ばせよう」と努力する。その努力が、やがて『あなたの個性』と呼んでもらえるはずです。

 

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