Evernoteというアプリを知っていますか。
もしご存知なくても、このゾウのロゴマークは見たことあるという方は多いのではないでしょうか。
わたしも最近まで存在だけしっている人間だったのですが、つかいはじめると、まぁ便利。
というわけで今回は、イラスト作業・画力向上のおともになるEvernoteの活用術を考えてみたのでまとめていきたいとおもいます。

EVERNOTE、エバーノート、Evernote の象のロゴ、REMEMBER EVERYTHING、すべてを記録するは Evernote Corporation の登録商標であり、使用許諾を得て使用しています。
今回の記事の対象:デジタルイラストが主な方、パソコンとスマホを両方持っている方・資料を一か所にまとめたい方・Evernoteとは何か知りたい方・イラスト上達のモチベーションを保ちたい方
*目次*
Evernoteについて
Evernoteとは?
まずはEvernoteについてかんたんに紹介していきます。
Evernoteとはいわゆるクラウドサービスです。
かんたんにいうと、情報データを保存して、スマホやパソコン、タブレットなどのいろんな端末から呼びだせるオンラインのノートブック。
保存できるデータは、画像・テキストはもちろん、ブックマークや音声データも対応してくれてます。
つまり、「いいな」と思った画像やHPをEnernoteに残しておく。
すると、使っているパソコンやスマホ、どこからでも呼びだせるよ、ということです。
説明をきくだけだと「えっこれだけ?どこがいいの?」って感じるかもしれません―――実際わたしがそうでした―――が、本当にべんりです。
始めかた
公式ページでアカウントを取って、ダウンロードする。それだけで、Evernoteライフのスタートです。
必要なのはメールアドレスとパスワードの設定、この2つです。おすすめはパソコンとスマホの両刀使い。私はパソコンでアカウントを取って、スマホでアプリをダウンロード→ログインという方法で導入しました。
無料版と有料版がありますが、ひとまず無料版で十分です。主な違いはアップロード容量やオフラインで使用できたりと地味にありがたいものなので、使っているうちに物足りなくなってきたら、有料版を考えてもいいでしょう。

イラスト作業向けEvernote活用法
①資料倉庫
単純でフツーな使い方ですが、これが便利便利。イラストに使えそう!って思った写真をひたすらぶっこみます。そうしていくうちに、いつの間にかあなただけの資料集の完成です。
とはいえ、それだけだと「パソコンのフォルダやUSBに入れてもあんまり変わりがないや」と思われるかもしれませんね。なんのなんの、Evernoteの神髄はここからです。何といっても便利なのがタグ付け機能。タグを付けておけば、いくら資料がたまっても検索してほしい資料を持ってこれます。

②写真転送装置
たとえば人体を描いているとき、手や足・・・「このパーツどう描くっけ?」とペンが止まってしまうことがないですか?
そんなとき、いちばんの解決法がお手本を見ること、そしていちばん身近なお手本が自分のからだです。
こちらでお話ししたように、わたしは描けない手があったら速攻で写真を撮ります。
撮るにはスマホカメラがべんりなのですが、撮ったスマホ画像をそのまま資料にするのはいくつかの壁にぶち当たってしまうのです。
画面は小さいし、ほっとくと画面が消えちゃいます――設定を変えれば10分以上付けておくことはできますがそれがめんどくさい―――
そこでEvernoteの出番です。スマホで撮った写真をノートブックに送る。それをパソコンでひらく。やっぱり資料が同じ画面上にあるとぜんぜん違います。アップした情報をあっという間に同期(更新)してくれるので、この使い方は本当におすすめです。
③イラストライフログ
Evernoteにイラスト作業のライフログを残していきます。ライフログ、いわゆる日記のことです。
さまざまなメリットがあるとビジネスマンの間でも話題になりましたが、イラスト上達においても例外ではありません。
作品を残しておくというのは、イラスト上達において非常に重要なことになります。
自分の上達を実感できるのは、過去の自分と比べることが唯一かつ最良な方法です。
そして、過去の自分(のイラスト)を見ることができるのは、「自分の成長を見ることができる」ということ。その蓄積が、大きな自信とモチベーションにつながります。
単純に、むかしの絵をみて「へったくそだな~」と思えるのはとてもうれしいことです。わたし自身も「これはこう描きたかったんだろうな、今なら描けるな」なんてにやにやしながら見ています。
また、イラストと一緒にテキストを残せるのもEvernoteの強みです。その時のコメントを残しておくと、その時の作業も客観的に見ることができます。
なにを描きたかったか、どこが上手くいったか、どこが描けなかったか。それらを考えながら記録していくことで、自分の課題もみることができます。その課題をクリアしていくことで、画力向上につなげることもできるのです。
もちろんpixivやブログなどでログを残しておくことも可能です。ただ、昔の絵を人に見られるのは恥ずかしいこともあるでしょうし、作業時の状況や感情、描けたこと描けなかったことなどを赤裸々に公開できないこともあるでしょう。
検索もしやすいし、やっぱりEvernoteでのログがおすすめです。

まとめ
Evernoteの使い方は人それぞれで無限にあります。ひとまずイラスト作業で私が使っているものを挙げてみましたが、「こんな使い方あるよ~」というかたはぜひとも教えてくだされば嬉しいです。
もちろん絵描きとしてだけでなく、フツーの私生活で役立つ方法もいっぱいあります。始めるのはカンタンかつ無料なので、もしあなたがまだ使っていないのであれば、ひとまず導入してみてはいかがでしょうか?