イラスト作業には、集中力が必要です。
注意散漫で描いていると、時間がかかるだけでなく、出来上がる絵も、いい出来とは言えないでしょう。
そんなときにおすすめなのが、コーヒーです。
ビジネスマンや受験生に愛されるコーヒーですが、集中力アップや眠気覚まし効果は、絵描きにも嬉しいものですね。
今回は、そんなコーヒーに注目してみました。
イラスト作業のお供として、一杯いかがでしょうか。
コーヒーの効果
コーヒーと聞くと、多くのひとが「カフェイン」というワードを浮かべると思います。
眠気覚ましの代表ともいえる成分です。
よく耳にする「カフェイン」ですが、実はいろいろな薬に配合されています。
れっきとした、薬理作用の認められた成分なのです。
カフェインの主な効果は中枢神経を興奮させること。
中枢神経に作用し、五感を鋭くさせたり、頭の回転をはやめたりします。これが眠気覚ましや疲労感の軽減につながるのです。
また、コーヒーの香りをかぐだけでも、効果はあります。
杏林大学の古賀教授は、コーヒーの匂いを嗅いだときの脳波を調べるという実験を行いました。
その結果、リラックス脳波のα派がもっとも多く検出された種類は、グァテマラとブルーマウンテン。
一方、マンデリンやハワイ・コナは、集中力が高いことを表すP300という脳波の変化がみられたそう。
コーヒーの種類でも、表れる効果は変わってくるようです。
参考記事:「コーヒーの香りの秘密 古賀良彦」
コーヒーを飲むときの注意
カフェイン耐性
カフェインに対する耐性は、あっというまにできてしまいます。
あなたが毎日コーヒーを飲んでいると、そのうち飲んでも頭がすっきりしなくなってしまいます。
せっかくの効果も、効かなくなってしまうのです。
しかしご安心を、カフェイン耐性はリセット可能です。
カフェイン耐性は大体2週間でできあがり、2週間ほどで通常レベルまで戻ります。
原稿の締め切り前など、もしもカフェインの効果を最大限に生かしたいなら、あらかじめ12日前からカフェイン断ちをしておくと効果大です。
砂糖を入れすぎない
砂糖を入れすぎてしまうと、血糖値が急激に上がり、逆に眠気がおそってきたり、集中力が低下してしまいます。
カフェインについての研究を行った鈴木教授によると、「スプーン一杯ほどの量であれば、血糖値にはほぼ影響を及ぼさない」とのこと。
(参考記事:コーヒーはいつ飲むのが効果的?)
甘党の方は、すこし注意が必要です。
絵描きも気をつけたい、血糖値の詳しい説明はこちらの記事で。
カフェインを信じすぎないこと
カフェインの効果は、意識覚醒効果です。
集中力を高めたり、作業スピードのアップはできますが、あなたの持っている以上のパワーを引き出すことは出来ません。
だから、寝不足だったり疲れがピークに達しているときは、もともとの力がない状態なので、素直に寝た方が早いです。