あなたの絵に動きを出す!効果的な2つのアクションライン

活気のあるイラストには、動きが宿ります。

実際にうごいているポーズでなくても、美しい動きが宿っているイラストは自然に見えるし、おもしろくも見えるものです。そんな躍動感のある絵にあこがれて、棒立ち絵からの脱却をめざす初心者絵描きはすくなくないでしょう。

絵に躍動感をふくめる方法はひとつではありません。しかし最重要な課題は、多くないでしょう。今回は魅力的なイラストに不可欠な躍動感を出すための最重要課題、アクションラインについてまとめます。

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アクションラインとは

アクションライン動線)とは、キャラクターの動きをあらわす架空の線です。この線の流れを意識すると、躍動感のあるポーズを描くことができます。

次の絵は通常の立ち姿ですが、アクションラインがあるとないでは、こんなにも自然さがかわってきます。

 

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アクションラインの2つのタイプ

アクションラインは大きく分けて2つのタイプがあります。主要線二次線、ひとつずつ紹介してきましょう。

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主要線

アクションの主要線は、名まえのとおり、あなたの描くキャラクターの動きを決めるもっとも大切なラインです。主要線は、背骨の流れの延長としてつくられます。

ポーズをとるために、なにより大事なラインですので、このラインをいち早く見つけることが最重要です。主要線がなければ、キャラクターのポーズは退屈、もしくは不自然なものになってしまいます。

二次線

二次線は、より細かいガイドラインです。

手足をはじめ、髪、服、アクセサリーなど、キャラクターのサブ要素の逃れです。動きのない立ち姿では二次線は主要線と重なるか、角度が近くなります。動きがあればあるほど、二次線は主要線からはなれ、垂直となったり、大きな曲線を描いたりなど、目立ってきます。

 

まとめ

アクションラインを描く主な目的は、あなたのイラストに流れの感覚をいれることです。このラインを描くことで、流れをつかみやすくすることができます。

描きはじめでポーズを決めるときにもちいるほか、描いている最中の動きがでているかのチェックにもなります。また、模写やデッサン・クロッキーでは、このラインを対象からさがすことも重要です。

アクションラインは動きを表すための前提条件として、ぜひともマスターしたいテクニックです。

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