30秒ドローイングとは?
「30秒という限られた時間で、絵を描く」という、イラスト上達の訓練法です。
もともとは、イラスト練習支援サイトPose Maniacsのメインコンテンツ、イラスト練習アプリの名前に由来します。
元祖であるこちらのアプリでは、筋肉の人物3D画像がランダムで表示されます。
3Dモデルは4種類あり、ポーズ・角度が非常に豊富です。
そのデータ量の豊富さや、秒数変更・履歴閲覧などのシステム性、さらに無料で利用可能というさまざまなメリットから、多くの絵描きが利用しています。
30秒ドローイングという名称ですが、時間がぜんぜん足りないという方は、時間を伸ばして行ってもOK。
大事なのは、限られた時間で絵を描き切ることです。
効果はあるのか
結論からいうと、効果はあります。
じっさいに「30秒ドローイングを続けてみた」というログがネットに多くありますが、真面目にやってる方は100パーセント上達されています。
ただし、『これだけで上達するのは不可能』。
30秒ドローイングという練習には確かに意味があります。
しかし、素振りだけで野球が上達しないように、「これだけ」でのイラスト上達は難しいです。
とはいえ、それはどのイラスト練習でも同じことでもあります。
30秒ドローイングの効果を見極めて、「必要」と思った時期に取り入れるのが一番良い方法です。
30秒ドローイングの効果
ウォーミングアップ
いわゆる、ペン慣らしです。
いきなり作品作りに入るよりも、手を慣らして入ることを習慣化すると、脳がお絵かきモードに移行しやすくなります。
また、比較的短い時間でできる練習なので、時間がないときにもおすすめです。
30秒ドローイングだけでもやっておけば、忙しい間まったく描かずに腕が落ちてしまう、ということはなくなります。
イラスト作成のスピードアップ
決められた時間の中で、絵を完成させるには、すべてを描いては間に合いません。
だから、自然と情報の取捨選択をするようになっていきます。
「これは描く」「これは描かない」を、脳が自動で判断してくれるようになるのです。
30秒ドローイングを日ごろからやっておくことで、手と脳が慣れ、イラストを描く時間が短くなる効果が期待できます。
まとめ
30秒ドローイングを知ってるという絵描きさんは多いでしょうが、「本当に効果があるの?」と考え、はなれてしまったひとも多いでしょう。
冒頭でもいったとおり、上達ログがネットでもみれますし、個人的ですが、30秒ドローイングを推す絵の上手い友人もいます。
効果は確かにあります。
あまりにもおろそかに行ったり、短い期間だけやったりなどさえしなければ、確実に効果がみられるはずです。
離れてしまったという方は、ぜひもう一度、30秒ドローイングと向きあってみてはいかがでしょうか。